「裁かない」ということ

人は皆、今 精一杯のことをしているのだと信じて、見守る。

たとえ、自分の価値観から見ると”間違った”ように見えることをしている人のことも、決して裁かない。


決して、

「だからダメなんだ」

「あなたは間違っている」



なんて、口が裂けても言わない。

価値判断を下さない。



最近、ある人が他の人の価値観を変えようと説得を試み、それがうまく行かないので「裁き」始めるところを目にする機会がありました。


「あなた間違っている」

「そんなんじゃダメになる」

「自分を反省しなさい」

  ・・・etc.




第三者として客観的に見ることで、多くのことに気がつきました。




価値観なんて、人それぞれ違っていて当然のこと。

どんな価値観も、その人がその人の今までの人生経験や自分の好みで採択しただけであって、「正しい」のかどうかなんて誰にもわからない。

っていうか、誰にも決められない。



今までの経験や文化背景、好みが違えば、選び取る価値観が違って当たり前。

誰からも「間違っている」なんて言われる筋合いの無いもの。



そして、上から「教えてあげる」の姿勢をとっていては何も伝わらない。

上から見下ろし、裁く姿勢は何も生まない。

お互いの信頼関係を損なうだけ。



人は皆、今 精一杯のことをしているのだ。

人は皆、より良く生きようとしているのだ。


ということを信頼し、見守ること。


その信頼を持てないと、つい説得や強制で人を変えたくなってしまうのだと思う。



人の価値観は説得で変わるものではない。






この経験は、私にとって、多くの学びや気づき、戒めを運んできてくれる経験となりました。


特に、「自分はより多くのことを知っているのだから教えてあげる」という姿勢は、私の中にも潜んでいるのではないかと心配。

コーチ兼占い師という職業柄、ちょっと気を緩めればすぐにそんな傾向が芽生えてくるんでは、と・・・。




無知の知の大切さ。

いかに自分がものを知らないかを自覚するところからすべて始まる、ということを肝に銘じていたい。


謙虚な姿勢を忘れてはいけない。




色んなことを考えました。

私にとって、本当に重要な学びの機会だったような気がします。


そうそう、だからその「裁い」てしまった人のことも裁かないで見守りたいと思うのです。

その人はその人で、精一杯のことをした。

「間違った」方向へ行きそうに思えた知人をほっておけなくて、一生懸命心を尽くしたんです。

その人なりに、精一杯。

残念ながら伝わらないだけでなく、信頼関係も損なうような方法をとってしまったけど。
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by tamahomishio | 2005-01-12 22:55 | コーチングにもつながる考え方
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