夫との出会いを詳しく連載しちゃいます(*^^*)その5

本来全く接点のない私と彼との人生が、ソウルという異国の地で、その安宿で、たった三日間だけ、重なりました。


一日目。

目が合ったので会釈しただけ。
中庭のテーブルで同席したが、お互いが言葉を交わす機会はなし。

口数が少なくて控えめな、ニコニコした人だなあ、というのが印象でした。

自分の「貧乏旅行自慢」を口角泡を飛ばして話す「俺が俺が」タイプの強烈な旅行者が多い中、「俺が俺が」と自己主張しなくても存在感があるところに好感を持ちました・・・。

無口にニコニコしているだけで、すごい存在感でしたから・・・(^^;



二日目。

一人でソウルの街をうろうろしていると、突然「どこ行くの」と日本語で声を掛けられてびっくり!
“謎の金髪の日本人”さんでした。

はじめてのちゃんとした会話でした。

「私のこと覚えててくれたんだ」と意外に思いました(^^)
ろくに言葉も交わしてませんでしたから・・・。

私はただ自分の行き先を言い、彼は「あさってから台湾へ行くので航空券を取りに来たんだ」と言いました。

その時はそれだけ・・・。
たった30秒ほどの会話のあと、「じゃ!」と別れました。


その夜、また中庭でたむろってました。

私はその滞在中にすっかり仲良くなった数人の仲間とおしゃべり。

明日どうするの、という話になりました。

「私は板門店ツアー。」

私が言うと、近くで他の人と話していた“謎の金髪の日本人”さんが「あ、俺も明日は板門店。」



北朝鮮との国境、板門店には、一般人は自由に入れません。

観光客のために「板門店ツアー」というものがあり、行って見たい人はそれに参加することになります。

その安宿にたむろしている旅行者が次々に板門店ツアーに参加しては、ものものしい警備の緊張感あふれる国境地帯の雰囲気を語るのを聞いていると、自由旅行好きでパックツアーをどこか馬鹿にしていた私も、板門店ツアーにだけは行きたくなってしまったのです。


板門店ツアーは毎日行われています。のんきな自由旅行の身、参加はいつでもよかった。

たまたま、申し込んだ日が、、“謎の金髪の日本人”さんと同じでした。

そして、その安宿たむろ仲間からは、その日参加するのが私と彼だけでした。

自然に、「じゃあ一緒に行きましょう」という話になりました。



これが、運命の分かれ道ですよね。

「板門店ツアー」の次の日、彼は台湾へと発って行ってしまいますから。

「板門店ツアー」に参加する日が、お互い一日でもずれていたら、今私はここでこんな生活はしていないでしょう(^^)

また、その安宿たむろ仲間の中で、同じ日に参加する人が他にもいたら、私は既に仲良くなっていたそっちの人とばかり話していたかもしれません・・・。

本当に、運命は不思議です・・・。



ちなみに、そのときはまだ、彼のことをなんとも思っていませんでした。

私は自分のことを「変な人クレクター」と自称しているのですが(笑)、風変わりな人や変人奇人と呼ばれるような人には好奇心がうずき、もっと知りたくなってしまうところがあります。

彼に対してもその辺の好奇心はうずいてました。

でも、異性に対する「ちょっといいな」というようなものは、そのときは全然ありませんでした。


だって、ド金髪をおかっぱにしてるんですよ!

180cmの長身に、モコモコのダウンジャケットを着ているせいで、すごくガタイよく見えるんです(本当はガリガリ君でしたが^^;)!

そんな男性が、おかっぱ頭・・・

面長で、アゴと首のがっしりした、青池保子が描く「エロイカより愛をこめて」の登場人物のような輪郭をしているんですよ(輪郭だけね)。

そんな男性が、おかっぱ頭・・・。

申しわけないですが、「かっこいい」という言葉からは・・・かなり縁遠かったです(苦笑)。


感じのいい人だとは思っていましたが。



そして一晩明けて、運命が大きく動く板門店ツアーの日がやってまいりました。

しかし、私はなんと寝坊をしてしまったのです・・・


(つづく)
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by tamahomishio | 2005-08-04 19:06 | 自分の本質を輝かせる!
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