たとえ運命の出会いだとしても【夫との出会い その12】

「こんな人でないと結婚しない」と思い描いていたその通りの人と出会う。
しかも旅先で。

しかも、先方までが私を気に入ってくれた。

奇跡的ですよね。

運命的な出会いだと。

でも、その後の展開は全然スムーズじゃなかった。



まずは、当時、私にはつきあっているステディな彼氏がいました。



でも、私にとっては「この人は私が探している人じゃない」ということが既に明確になってしまっていて、私から別れ話を切り出しては、寂しさに負けてまた寄りを戻す、ということを繰り返しているような状態でした。

ので、当時の彼氏との別れはすぐに決意できました。

でも、つらかった。


他に好きな人ができたから、別れる。

これって、とっても自分勝手で相手を傷つける別れ方ですよね。



そんな自分が嫌だった。

すごく自己嫌悪になりました。


それから、“金髪の日本人さん”はどんなに素敵な人でも、近くには居てくれない。

気軽に会えない。

あまりに長距離で、電話代も気になる。


そして当時の私のつらさを倍増させたのは、 共通の話題がない でした。


私はホワイトカラーの家に育ち、教育熱心な親に猛勉を強いられて東京の大学に進学していました。

彼はブルーカラーの家に育ち、勉強しろなんて言われたことなく、実業高校卒業後は家業を手伝い、その後家出同様に家具工房に弟子入りした人でした。


まったく育った環境とか、今いる環境とかが違うのです。


私たちは旅先で出会って、その後まもなくつきあいだし、共通の友達も少なく、共通の環境に一緒に居たことがほとんどないままでした。


私は読書が好きで映画が好き(それもおゲイジュツおフランス系の)。

彼は読書はハウツーものオンリー。

映画はドンパチ系ハリウッドものオンリー。


趣味が違う・・・(;;)





元彼は、とても趣味の合う人でした。

育った環境も良く似ていて、今の環境も同じ(同じ大学、同じ学部で同じサークルの先輩でした)。

しかも近くにいてくれて、夜中でも「会いたい」と言えば飛んできてくれる人でした。


元彼とは別れたものの、新彼はその代わりはしてくれない。



私は精神的なバランスをひどく崩しました。

元彼をひどい振り方をした、ということで罪の意識もありましたし・・・

孤独にも耐えられるほど強くなかったですし・・・



アルバイトで稼いだお金を貯めて、はるばる彼に会いにいっても、感覚の違いや習慣の違いに唖然とすることばかり・・・

(価値観だけは幸い近かったのですが・・・)

大学生活で私の周りにいる、優柔不断なほどに優しくて口のうまい男の子たちとは全然違う。

(文学部でしたから、特にそういうタイプの人が多かったのかもしれません)


ぶっきらぼうで語彙が少なく、ぎょっとするような表現を平気で口にする彼・・・。



理解できませんでした。

私の繊細でもろい神経はジョリジョリと逆なでにされました。

せっかくはるばる会いに行っても、泣きながらモノを投げながら大喧嘩。



東京での一人暮らしがさびしくて、彼に電話をしても会話が続かない。


とうとう、一旦別れることになりました・・・


付き合いだしてわずか数ヵ月後の秋のことでした・・・


(つづく)





.。.・:*: ☆ .:*:・:'





子どもの頃から思い描いていた理想の男性に奇跡的に出会った。

旅先で。

劇的に。

もうこれは運命の赤い糸だとしか思えない。

しかも、相手も私を好きだと言ってくれるようになった。

奇跡的に。





なのになぜこんなに苦しくつらい?





ちっとも幸せではありませんでした。






男女のコミュニケーションはかくも難しい。

たとえ運命的な出会いだろうと、赤い糸の相手であろうと、容赦なく。

[PR]
by tamahomishio | 2005-08-17 19:21 | 自分の本質を輝かせる!
<< たとえ赤い糸の相手と巡り会えて... たとえ運命の出会いだとしても【... >>