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魂に効く絵本 --人はひとりで生きているのではない--

■ 魂に効く絵本  ~絵本は恋に似ている~

  #  2005.2.15  # 第3号
     
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       http://www.mag2.com/m/0000144564.htm


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 優れた絵本、児童書は、大人の心をもわしづかみにし、揺り動かします。


     まるで恋のように。


      ':・:*:. ☆ .:*:・:'


今年の冬は雪が多いですね。

私の住む北海道の片田舎の山村では、積雪が2m近いです。
観測史上初の積雪量だと聞きました。

毎日毎日、除雪車が大活躍です。
雪の厚い毛布をかき分けて、
社会の動脈、生活道路を確保してくれます。

そこで、今号では
『はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー』を
ご紹介いたします。


テーマは

 「人は一人で生きているのではない

 ~はたらくということ、社会の中で役割を果たすということ~」



   ☆もし読み聞かせに使うならば組み合わせたい本
    『もぐらとずぼん』



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● 『はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー』

 バージニア・リー・バートン  福音館書店

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     ~~あらすじ~~

ケイティーはキャタピラのついている、赤い立派なトラクターです。
とても強くて大きくて、色々な仕事ができました。

夏の間はブルドーザーを付けて道を直し、
冬になると除雪機を付けて雪をかきのけました。

ある日のこと、
ケイティーの住むジェオポリスの町に、大雪が降ります。

ジェオポリスは 一日にして
真っ白い 雪の毛布の下に すっぽりと隠れてしまいました。


ケイティーの仕事仲間、小型の雪かきトラックたちは全て立ち往生。


 町中で動くことができるのは


     ケイティー ただひとりだけ。


ゆっくり、じっくり、ケイティーが雪をかいていくと、
 あちこちから「頼みます!」の声がかかります。

警察署、郵便局、電話局、電力会社、お医者さん、消防署・・・

   「頼みます! 町を守らなければなりません。

          私たちが出歩けるようにしてください!」


ケイティーは応えます。

    「よろしい。私についていらっしゃい。」
 

      ':・:*:. ☆ .:*:・:'


 「けいてぃーは、はたらくのが すきでした。
  むずかしい ちからのいる しごとが、あればあるほど、
  けいてぃーは よろこびました。」


ケイティーは 誇りをもって 自分の使命を果たしている。
道路を確保する、という使命。
ライフラインの確保。
ライフラインが切れてしまうと、
他のみんなが自分の使命をはたせない。
自分の役割を、義務を、責任を果たせない。

 おまわりさんは町を守りたい。

 郵便屋さんは郵便を届けたい。

 電話局と電力会社の人は倒れた電柱を直したい。

 お医者さんは患者を病院に運びたい。

 消防署員は火事を消したい。


 みんな 使命を、義務と責任を、果たしたい。


そして、文中には触れられていないが
細かく隅々まで描き込まれた挿絵の中で、
ケイティーが 除雪し 通れるようにした道路を使って、
さまざまな役割を果たして社会を守る人たちが描かれている。

    パン屋さんがパンを届け、

    牛乳屋さんが牛乳を配達し、

    ゴミ収集車がゴミを集めている。

大雪の中、除雪を待ってただちに働き出した彼らのおかげで、

 お腹を空かせた誰かがパンを受け取れている。

 泣いている赤ちゃんのもとへミルクが届く。

 ゴミは適切に排せつされる。


そして、先頭に立って力強く雪をかきのけるケイティーの
後ろに続く車の列の中に

 石油を運ぶタンクローリーの姿があり、

 たくさんの乗客を乗せたバスの姿がある。


この絵本は、
ライフラインである道路の確保に奮闘するケイティを
主人公にすえることで、

社会の 支えあいのシステムを浮かび上がらせることに 成功している。


道路は町の血管だ。

道路を通って必要なものが運びこまれ、不要なものが運び出される。

有機生命体としての町が維持される。

道路によって人はつながり、助け合い、支えあっている。


社会の中で、誇りをもって 自らの義務と責任と使命を果たすことで

 人は 支えあい、助け合って、 そして 生かされている。



      ':・:*:. ☆ .:*:・:'



助け合うこと。
自分の得意分野で能力を生かして、喜びを生み出し、
感謝を受け取る。喜びと感謝を循環させる。
有機生命体としての社会全体を 生き生きと活性化させる。

おまわりさんは町を守ることで。

郵便屋さんは郵便を届けることで。

電話局と電力会社。

お医者さん。

消防署員。

パン屋さん、牛乳屋さん、ゴミ収集係。

タンクローリーの運転手、バスの運転手。


みんな、自分の本分を果たすことで、

          人の役に立ち、喜ばれ感謝されている。



それが働くということ、それが仕事をするということ。
有機生命体としての町を維持すること。
つながり、助け合い、支えあい、生かしあうこと。


      ':・:*:. ☆ .:*:・:'


 「けいてぃーは もう、すこし くたびれていました。
  けれども しごとを とちゅうで やめたりなんか、
  けっしてしません・・・

  やめるものですか。」


最後から二枚目のページでは、

ケイティーの活躍で 
やっとすべての道路網を雪の中から掘り出された
ジェオポリスの町の地図が 見開きいっぱいに描かれる。


最後のページで、ケイティは とうとう帰りつく。
道路管理部の中の自分の車庫へ。


 「こうしてけいてぃーは 
  だいじな しごとを ぜんぶ すませて、
  はじめて うちへ かえりました。」


文中ではさらりとこう書かれているだけだが、
絵の中では、大きく手を振って、
疲れ切ったケイティーを迎える人の姿が何人も描かれている。


帰りを待っていてくれる人、労をねぎらってくれる人が こんなにいる。


「よくやった、よくやり通した」
「もういい、よくがんばった、ゆっくり休め」

そんな温かい声が聞こえてくるような、最後のページ。


どれほどがんばったか、知っててくれる人がいる。
正当な評価をくれる人たちがいる。

自分の 得意分野で 能力を生かして 喜びを生み出し、

   正当に評価され、正当な対価を受け取る。

それが働くということ、それが仕事をするということ。


      ':・:*:. ☆ .:*:・:'


ケイティーは 自分の仕事を誇りに思っている。

果たすべき役割があることを、
   自分にしかできない仕事があることを知っている。

なんのために自分がそこにいるのか、よくわかっている。

そして、その価値を知って、評価し、ねぎらってくれる人たちがいる。

その人たちが待っていてくれる、帰る場所がある。



こんな幸せなことがあるだろうか。



 自分の 得意分野で 能力を生かして 喜びを生み出す。

 それぞれが 誇りを持って
   それぞれの役割、義務、責任を果たし、

 つながり、助け合い、支えあい、認められ、評価される。

 それが 働くということ、仕事をするということ、
 よく生きるということ。



よき社会人としての生き方モデルを、

幼い人たちに最初に見せてくれる名作絵本。

   * 「ケイティー」は女性なんです。
     そのことも素敵ですよね♪


『はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー』
 作・絵: バージニア・リー・バートン
訳: 石井 桃子
出版社: 福音館書店
 * 読んであげるなら4歳くらいから


      ':・:*:. ☆ .:*:・:'


 ☆もし読み聞かせに使うならば組み合わせたい本
  『もぐらとずぼん』

もぐらくんはポケット付のスボンが欲しくなりました。
ズボンを手に入れるにはどうしたらいい? 
もぐらくんはまずアマという植物を育てるところから始めます。
アマから繊維を取り、機織り機で布を織り、
色々な動物たちに裁断や裁縫を手伝ってもらい・・・

1つのズボンを作るということが、どれほど大変なことなのか。
どれほどたくさんの手間と工程が必要なのか。

    
人は一人で生きているのではない。
衣食住の全てが、たくさんの人の手を経て
手間をかけられて、私たちの手に届く。

そしてもちろん、すべて大自然の恵みあってのこと、もの。


「人は一人で生きているのではない」
もぐらくんという等身大の主人公を介し、
“ポケットのついたズボン”という身近な素材を通して、
子どもたちが そのことを実感できる絵本。


泥にまみれて田植えしたことがなく、
汗水たらして稲刈りもしたことのない自分が
毎日 お米を食べられているということは どういうことなのか。

自分が着ている温かい服は誰がどうやって作ってくれたものなのか。

それを着ていられるということはどういうことなのか。



忘れがちですよね・・・



大人も謙虚な気持ちになれます。


『もぐらとずぼん』
作: エドアルド・ペチシカ
絵: ズデネック・ミレル
訳: 内田 莉莎子
出版社: 福音館書店
  
 * 読んであげるなら4歳くらいから



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by tamahomishio | 2005-02-16 15:15 | 魂に効く絵本

ヒプノセラピー体験記第二弾!

1/30のミニミニスピコン@オブシディアンの里で

りり&ririさんのヒプノセラピーを体験しました。

二回目のりり&ririさんヒプノ体験です。


もう一週間以上経ってしまいましたが、感動体験でしたのでいまさらですがご報告しますね。


ヒプノで見たいもの、扱いたいテーマを、始めるときに明確にします。


私は、

「社会に出るとか人前に立つっていうことに、

根強い苦手意識や、根拠のない不安や恐怖がある。

その原因を見つけて癒したい」

ということをテーマに選びました。


その原因にさかのぼっていく中で、

お母さんのお腹に居たときのことを思い出しました。

すると突然、まるで平衡感覚がどうかしたかのように、体が揺れて感じられはじめました。

まるで波にもまれる舟の上で横になっているように。

ちょっと気分が悪くなったくらい。


羊水に浮かびながらお腹の中で運ばれている感覚なんでしょうか・・・

実感としてゆらりゆらりと揺れて感じるのがなんとも不思議・・・



それとともに、母がとても不安がっている気持ちをありありと感じました。


色々と複雑な環境の中で、

ひどく不安な思いで毎日をすごしている母の気持ちが、痛いくらいに・・・。


そして、お腹の中の胎児である私は、ひどく心を痛めます。

私がなんとかしてあげたい、と強く思ってる。

なんとかお母さんの力になってあげたい、お母さんの助けになりたい、って。


りり&ririさんの穏やかな問いかけに答えて、

言葉を捜しながらゆっくりゆっくり自分の中を探求していた私ですが、

この気持ちを思い出したとき、泣けて泣けて仕方ありませんでした。


母の力になりたい。

でもまた役に立てないに違いない。

またきっとなんの役にも立てない。



その怖れと無力感に、生まれてくるのを嫌がっている自分。


私が予定日を大幅に過ぎてから生まれてきた、という母の話を思い出しました。



こんなに不安がっておびえていたからだったんだー。



で、残念ながら、その不安は的中してしまったわけです。

迷惑をかけ続け、面倒をかけ続ける乳幼児の自分。

次々に生まれるきょうだい。

家事育児に髪を振り乱し、眉間に皺を寄せ、暗い顔でため息をつき続ける母。

「子どもさえいなければ」の言葉。



私は「ほらやっぱり何の役にも立てない。

迷惑になるくらいならば生まれてこなければ良かった」と、

自分を責め、自分の存在を否定しました。



私なんか生まれてこなければよかった。

そしたらせめて迷惑だけはかけなくてすんだ・・・




りり&ririさんにハグされて大泣きしました。

優しい温もりの中、存分に泣いたあとに見えてきたもの。




「判断するのが早すぎた」


私が何か人様や社会の役に立てるとしたら、今から。

1歳や2歳のときに“役に立てない”と判断したのは早すぎた(苦笑)


母に、“あなたが苦労しながら育てた子はこんなにも社会のお役に立っています”と見せたい。

“あなたの苦労はこんな形で実りました”と。



私の、

「社会に出るとか人前に立つっていうことに対する根強い苦手意識や不安や恐怖」

の理由が少し見えてきたように思いました。



また役に立てない、また失敗する、迷惑だったらどうする、お呼びじゃないに違いない。


そんな気持ちが沸きあがってくるのです。

(きっと、過去生に、手ひどい失敗体験があるのでしょうね・・・

いや、ひとつふたつそれらしきものを思い出しているのですが。)



ちょうど母のお腹からなかなか出てこれなかったときのように。




でも、ここで私がためらい続けたら、また私は役立たずで終わってしまう。

母に、

“あなたが苦労しながら育てた子はこんなにも社会のお役に立っています”と見せるためにも、

“あなたの苦労はこんな形で実りました”と誇りに思ってもらうためにも、

私はもう苦手意識や不安や恐怖は手放します。


私は、社会に関わっていく。

私は仕事をしていく。

私は広報や告知を恐れない。

私は成果を上げる。

私は露出度を上げていく。

私はもう引っ込まない。


たくさんの人にお役に立つために、

持って生まれた特性を、得意分野に生かしていきます。


私はここにいて、コーチングとタロット占い師をしています。

どうか、あなたのお役に立ててください。
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by tamahomishio | 2005-02-10 20:46 | インナーチャイルドの癒し